おむつサービスとは?札幌市地域支援事業と保健福祉サービス

札幌市おむつサービスを利用する高齢者

「おむつサービス」というものをご存知でしょうか?

札幌市が行う地域支援事業で、月に1回、上限額(6,500円/月)の範囲内で紙おむつを利用者宅に宅配してもらえるサービスです。(札幌市以外にも「おむつサービス」を実施している自治体はあります)

要介護4の母を介護していた時、この「おむつサービス」に大変助けられました。

では介護保険以外に、地域支援事業や保健福祉サービスなど札幌市が行っている高齢者支援にはどのようなものがあるのか以下のステップに添って詳しく解説していきます。

  • 札幌市の地域支援事業(主なもの)
  • 介護保険以外の保健福祉サービス
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札幌市の地域支援事業(主なもの)

札幌市おむつサービスを利用する高齢者

配食サービス

内容

配食を必要とする方の事情を伺い、食の自立の観点から実情にあったプランを立て、月〜土曜日の週6日(祝日及び12月29日〜1月3日を除く)の範囲で夕食をお届けします。また、お届けするときに声かけをして、安否を確認します。

対象者

原則として65歳以上のひとり暮らしの方で、病気などで体が弱く、日常的に調理が困難な方

利用料

1食当たり500円

おむつサービス

内容

月1回、上限額(6,500円/月)の範囲内で、おむつを宅配します。

対象者

在宅の40歳以上の要介護認定者で、札幌市内に居住し、かつ住民票がある方で、次の1・2のいずれかに当てはまる方

  1. 要介護4〜5の方で、要介護認定の認定調査票の「排尿」又は「排便」のいずれかの項目が「全介助」となっている方
  2. 要介護3の方で、次のいずれにも当てはまる方
  • 認定調査票の「認知症高齢者の日常生活自立度」の項目がⅢ以上の方
  • 認定調査票の「排尿」又は「排便」のいずれかの項目が「全介助」となっている方

利用料

かかる費用の1割に相当する額(生活保護を受けている方は無料です)

高齢者あんしんコール

内容

ボタンを押すだけで専用の受信センターにつながる通報機器をご自宅に設置し、健康等の相談に24時間体制で応対するほか、受信センターからも定期的(月1回程度)に電話によるお声掛け(お元気コール)をします。

また、急病などの緊急時は、緊急用のボタンを押すことで、受信センターが救急車の要請などを行います。

対象者

札幌市内において、在宅でお住まいの方のうち、次の1・2のいずれかに当てはまる方

  1. 「65歳以上でひとり暮らしの高齢者」または「世帯員全員が65歳以上の世帯に属する高齢者」のどちらかで、かつ、利用者本人の身体状況が次のア~ウのいずれかに該当

    ア 慢性疾患(心臓病、高血圧等)により日常生活上注意を要する方
    イ 介護保険の要支援認定または要介護認定を受けている方
    ウ 札幌市介護予防・日常生活支援総合事業における事業対象者
  2. 85歳以上のひとり暮らし高齢者(※身体状況は問いません。)

※緊急通報対応サービスが24時間体制で提供されている老人ホームやサービス付高齢者向け住宅等にお住まいの方は対象外です。
※緊急連絡先を登録していただく必要があります。

※令和元年10月から、固定電話をお持ちでない方も、利用が可能となっています。

利用料

月額900円(※市町村民税非課税世帯の方は月額300円、生活保護を受けている方は無料です)

徘徊認知症高齢者SOSネットワーク

認知症高齢者の行方が判らなくなったとき、消防署、タクシー・地下鉄などの公共交通機関、郵便局、ラジオ局等の協力を得て、すみやかに捜索・保護します。

札幌市おむつサービスを利用する高齢者

介護保険以外の保健福祉サービス

生活支援型ショートステイ

内容

高齢者を介護できないとき、1年間に原則14日間としますが、必要に応じ最大30日間お世話をします。サービス内容は入所者と同様に、給食・入浴等となります。

対象者

傷病等により体の虚弱な65歳以上の方

実施施設

  • 養護老人ホーム長生園(札幌市中央区大通西19丁目:電話011-614-1171)
  • 慈啓会ふれあいの郷養護老人ホーム(札幌市手稲区曙5条2丁目2-17:電話011-682-1821)

利用料

1日あたり320円のほか、食事代がかかります。(生活保護を受けている方は食事代のみかかります)

訪問指導

内容

加齢や障がいなどのため療養している方の家庭を保健師などが訪問し、本人及びその家族に対し必要な保健指導を行います。

  1. 家庭における療養方法や介護方法
  2. 介護を要する状態になることの予防
  3. 立ち上がり、歩行、入浴など家庭における日常生活動作訓練、住宅改造の方法及び福祉用具の利用
  4. 病気の予防、家族の健康管理、諸制度の活用方法
  5. 栄養、口腔(こうくう)衛生

対象者

心身の状況、その置かれている環境等に照らして、療養上の保健指導が必要と認められる方。

利用料

無料

理美容サービス

内容

在宅のねたきり高齢者のご家庭に、理容師または美容師がお伺いします。

対象者

札幌市に住所を有する65歳以上(介護保険法に規定する「要介護者」又は「要支援者」と認定された方及びそれらと同程度の身体状況と認められる方のうち、60歳以上65歳未満の方を含む。)で、在宅のねたきりの方。

利用料

1回につき2,000円(生活保護を受けている方は無料です)

利用回数

年間4回以内

まとめ

介護保険以外に利用できる札幌市が行う主な高齢者支援サービスについて解説いたしました。

対象者が65歳以上となっているサービスについては、60歳以上の方でも身体状況などによってサービスを受けられる場合があります。

詳細はお住いの区の区役所保健福祉課にお問合せください。

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